薬膳

気血水からの薬膳

体内の気血水は絶えず生まれ、流れ、消耗されている。気血水が不足したり、停滞した場合、補気、養血、生津あるいは行気、活血作用のある薬膳を摂取することが望ましい。

内臓から薬膳を考えると、病、症状、証は臓腑に関連しているため、薬膳食材の帰経をよく考慮することが重要である。薬膳はそれぞれ異なった内臓にも働きかけている。寒熱補瀉の薬膳から始め、次に疾病の予防に効果的な薬膳を考える。

 

気に働きかける

補気(気を補う)

気虚(気が不足)へ働きかける

気の生成に関わる脾・肺の機能を高めることで気を増やす

食材:山芋、米、芋、豆、きのこ、牛肉、鶏肉、うなぎ、えびなど

 

理気(行気:気の巡りを良くする)

気滞(気が滞る)へ働きかける

気の巡りに関わる肝の働きを高める

食材:春菊、三つ葉、ゴーヤ、ミント、レモン、ブドウ、黒酢、梅干し イカ、あさり、しじみ、レバーなど

 

降気(気の上昇し過ぎを鎮める)

気逆(気が高ぶりすぎる)へ働きかける

上がった気を下げる肺の機能を高める

食材:そば、小麦、豆腐、セロリ、白菜、きゅうり、ごぼう、キウイ、三つ葉、貝類、菊花、茶葉など

 

血に働きかける

養血(補血:血を補う)

血虚(血が不足)へ働きかける

血の生成に関わる腎・脾・肺の機能を高める

食材:黒ごま、黒豆、黒きくらげ、プルーン、レーズンなどの黒色食材、にんじん、トマト、クコの実など赤色食材、牡蠣、レバー、地鶏、ほうれん草、小松菜など

 

活血(血の巡りを良くする)

瘀血(血が滞る)へ働きかける

気の滞りや不足、熱の過剰、水の不足を改善する

食材:玉ねぎ、かぼちゃ、生姜、梅干し、山椒、わさび、シナモン 羊肉、イワシ、えび、まいたけ、桃、みかんなど

 

清営涼血(血の過剰な熱を冷ます)

血熱(血が熱を持つ)へ働きかける

血の巡りと熱に関する、肝・心の働きを高める

食材:トマト、せり、ふきのとう、わさび、アロエ、カシューナッツ、黒きくらげ、レンコン、空芯菜など

 

水(津液)に働きかける

補陰(水を補う)

陰虚(水が不足)に働きかける

水の生成に関わる腎・脾の機能を高める

食材:豆腐、なす、きゅうり、しめじ、ほうれん草、セロリ、三つ葉、大根 かに、あさり、トマト、ごぼう、昆布、こんにゃく、バナナ、柿など

 

利潤(水の巡りを良くする)

痰湿(水が滞る)に働きかける

余分な水を取り除く腎・脾・肺に働きかける

食材:海藻、きのこ類、根菜類(大根、にんじん、ごぼう)、冬瓜、こんにゃく イワシ、さんま、緑豆、バナナなど

 

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