薬膳

 

四気(四性)

薬膳の食材は体に取り入れることで現れる反応や症状によって、温・熱・涼・寒と4種類に

分類されます。この4種類の性質は「四気」といわれ、温・熱の性質は寒・涼の性質とは全く異なり、温は熱よりも、涼は寒よりも弱いというように程度の差があるため、最終的に四つに分類されている。

 薬膳では、まず「証」(症状)を診断するため「八綱弁証」を行い、陰陽、虚実、寒熱、表裏という基本の八つの「証」を判断します。

 

熱証

熱邪を受けることで起こり、人体の陽が盛んになり、発熱、口渇、顔色が赤くなる、イライラして落ち着かない、尿が少なく濃い色、便秘などの症状が現れる。

<対処>

相対する性質をもつ涼・寒性の食材を食す。

スイカ、胡瓜、ニガウリ、梨、バナナ、海藻、貝類、アロエ、なす、レンコンなど。

涼・寒性の食材は清熱、解毒、瀉火 (人体のあり余ったものを取り除く)作用がある。

 

寒証

寒邪を受け、陰が盛んになり、生体機能活動が低下する。四肢の冷え、倦怠感、顔色は青白い、尿は量が多く色が薄い、軟便など症状が現れる。

<対処>

相対する温・熱性の食材を食す。

にんにく、生姜、ネギ、ニラ、唐辛子、羊肉など。

温・熱性の食材には、温中補陽 (人体の生理機能や不足を補う)、散寒の作用がある。

 

涼性の食材

「寒性」より弱いが身体を冷やし、清涼感があり鎮静、消炎作用がある。

春菊・人参・キンカン・ビワ・ミント・小麦・大根・豆腐・蕎麦・みかん・モズク・など

 

温性の食材

「熱」より弱いが身体を温め、興奮作用がある。

小松菜・松の実・ライチ・スズキ・鶏肉・羊肉・鰺・鮭・鯖・もち米など

四気以外の作用として、温・熱・涼・寒の性質がどれでもないものを「平性」(米、豆、卵、芋類、きのこ類など)といい、補気の作用がある。

 

人間の熱を表した図

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