薬膳

薬食同源

薬や食物は元々自然界の動植物や鉱物といったものから 人間が長い時間をかけて選び出したものです。長い経験の中から、これらが人間の体にどんな作用を持つかを観察し、その効能を利用して、病の予防や治療、健康増進に役立ててきました。人類にとって薬も食物も 自然界からの恵みであり、それらの性質や効能をうまく利用して生活に役立てる智恵を身につけてきたことを「薬食同源」と言います。

 

「五穀為養、五果為助、五畜為益、五菜為充、気味合而服之、以補益精気」「黄帝内経」<素問・蔵気法時論篇第二十二>(五穀は養をなし、五果は助をなし、五畜は益をなし、五菜は充をなす。気味合してこれを服すれば、以て精を補い気を益す)

 

食物の種類が多様で、栄養成分もそれぞれであるので、合理的に組み合わせてこそ、各種の栄養が得られ、生命活動に提供する。したがって、合理的に配合することは、生長発育と健康長寿の必要なことであると説かれていた。

 

 

 

食材は食物としてだけではなく、食材を組み合わせて使うと、臓腑に働き、バランスを調え身体の精気を補うことができると解釈されています。食材は空腹のために食すると「食材」、病を治療すると「中薬」になると考えられます。

 

例えば、空腹時に穀類の御飯を食すると食事となる。しかし、胃が弱い時に穀類で作った粥を食する場合は、穀類の補気作用を活かしたので、穀類を中薬と考えたことになる。食物を探す過程で、古代の人々は治療作用がある食材を見つけ、また幾つかの食材を組み合わせることによって治療効果を得ました。繰り返し使ううちに薬として用いられるようになった中薬と、食材と中薬の両方に使用できる食薬も見つけられました。

 

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