問診

問診

現病症を問う

 

問男性(男性に問う)

1.陽痰

性行為の時に、陰茎が十分な勃起が得られないため、あるいは維持ができないために満足に性交の行えない状態といい、すなわち勃起不全であり、陰痿ともいう。その原因は、虚と実がある。

  • 畏寒、顔色淡白、肢冷、神疲乏力、眩暈、耳鳴、腰膝酸軟、小便清長、舌質淡白などの症状を伴えば、命門火衰が考えられる。

  • 心悸、失眠多夢、顔色萎黄、食欲減退、大便溏薄、舌質淡白どなの症状を伴えば、心脾両虚が考えられる。

  • 精神抑鬱、胸脇脹痛、太息、食欲不振、脈弦などの症状を伴えば、肝鬱が考えられる。

  • 陰嚢掻痒、睾丸脹痛、小便黄赤、肢体困重、口が苦い、舌質紅、舌苔黄膩、脈滑数な どの症状 を伴えば 、肝鬱が考えられる。

 

2.遺精

性行為によらない射精のことである。これは、睡眠中に夢を見ながら射精する夢遺(夢精)と、昼間に軽い刺激で射精する滑精(昼間遺精)に分けられる。

夢精は、独身の青壮年男性によく見られる生理的現象であるが、頻繁に夢遺する、あるいは滑精するの上に、眩暈、倦怠無力、失眠、腰膝酸軟などの症状を伴えば、病的現象とみられる。相火妄動、湿熱下注、心脾両虚、腎気不固などが考えられる。

 

3.早泄

性行為の時に、陰茎の腟内挿入時間が短い、あるいは挿入前に射精してしまうことをいい、すなわち早漏である。その多くは、陽痿と遺精を伴って現れる。湿熱下注、陰虚火旺、心脾両虚、腎気不固などが考えられる。

 

問小児(小児に問う)

小児科はかつて「唖科」といわれた。これは、問診の難しさを示唆する呼び方でもある。

医師は主に父母や保育士などの周囲の人の問診を通じて判断する。具体的には、前述した問診内容が適用される。

このほか、胎児期から出生までの情況(妊娠期と出産期)、伝染病の既往歴の有無、予防接種、哺乳と乳離れ、言語、歩行の開始時期など詳しく聞かなければならない。

子供の発育が遅れると、五軟(頭軟、項軟、手足軟、筋肉軟、口軟 )と 五遅( 立遅、行遅、髪遅、歯遅、語遅)などが見られる。これは先天稟賦不足と後天失養によるものである。発育が早すぎるのは早熟であり、腎陰虚証が多い。

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