中医学の「膀胱」

 

膀胱

膀胱は尿を貯蔵する器官である。膀胱と腎は直接に連結しているので、両者の経脈は 相互に絡属し、表裏関係をなしている。

 

 

位置と形態:

下腹部の中央にある。錐体形の貯尿器官である。

 

 

主な生理機能:

尿の貯留と排泄を主る。

 

 

尿の貯留と排泄

膀胱の主な生理機能は尿の貯留と排泄である。人体の水液代謝の過程において、水液は肺、脾、腎、三焦の作用によって全身に散布、利用された後、腎の気化作用によって、尿に変えられ、膀胱に運ばれて貯留する。

さらに膀胱の気化作用によって体外に排泄される。膀胱の気化作用が失調すると、小便不利(排尿困難)や癃閉(排尿障害、尿閉)などの症状が現れ、気虚のため膀胱の制約機能が失われると頻尿、尿意急迫、夜尿症、尿失禁などの症状が発生する。こうした膀胱の病変は、結局のところ、腎の気化機能に関係する。